スニーカーの加水分解とは?劣化しにくいスニーカーの特徴と自宅で出来る予防方法を解説

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見た目はきれいなのに、スニーカーのソールがボロボロと崩れてしまったり、履き口がペタペタする状態になったことはありませんか。その劣化は「加水分解」が原因かもしれません。

この記事では、スニーカーの加水分解が起こるメカニズムと効果的な予防方法を紹介します。大切なスニーカーを長く愛用できるよう、ぜひ参考にしてみてください。

加水分解したスニーカーの画像

スニーカーには、「加水分解」という劣化現象があります。加水分解とは、空気中の水分とスニーカーの素材が化学反応を起こし、劣化を引き起こす現象です。具体的には、以下のような劣化が起こります。

  • ソールがボロボロと崩れる
  • ソールがアッパーから剥がれる
  • 履き口がベタベタする

靴の素材や使用頻度などで加水分解が起こるまでの年数に差がありますが、加水分解は製造から5年程で起こるケースが多いです。また、全く履かずに保管している場合だと2年から3年で加水分解してしまうこともあります。

これは、日本の多湿な気候が影響していることから、欧米諸国に比べて劣化が早いためと言われています。

残念ながら、どんなに対策をしても、加水分解を完全に防ぐことはできません。しかし、原因と対策を知ることで、劣化の進行を遅らせることは可能です。

スニーカーの加水分解は、素材と湿気が反応することで起こります。スニーカーのソールによく使われるポリウレタンという素材が、空気中の水分や汗、雨などの湿気を吸収することで、化学反応を起こし分解されてしまうのです。

通常は、履いたときにソールに含まれた水分を外に押し出すことができます。しかし、長年履かずに保存している場合は、ひたすら水分を吸収し続けている状態といえます。そのため、久しぶりに履いた瞬間、化学反応を起こしてボロっと壊れてしまうのです。

加水分解は、まるでスニーカーが時間とともに自然に崩壊していくような現象であり、多くのスニーカー愛好家たちの悩みの種になっています。

スニーカーの画像

ひとえにスニーカーと言っても、製品によって加水分解しやすいものとそうでないものがあります。ここでは、加水分解しやすいスニーカーの特徴を紹介します。

特徴1|軽量化やクッション性に特化したスニーカー

近年人気の高い、軽量化やクッション性に特化したスニーカーは、ポリウレタン素材を多く使用している傾向があります。そのため、これらのスニーカーは加水分解のリスクが高いです。

ランニングシューズやバスケットシューズ、ハイテクスニーカーなどは、機能性が高い分、加水分解しやすいとされています。

特徴2|製造から5年以上経っているスニーカー

一般的に、製造から5年以上経ったスニーカーは、加水分解のリスクが高まると言われています。これは、ポリウレタン素材の劣化が時間とともに進むためです。

たとえ未使用の状態で保管していても、経年劣化によってポリウレタンは徐々に加水分解していきます。そのため、製造から5年以上経ったスニーカーは、定期的に状態を確認し、加水分解の兆候が見られたら、早めに対応することが大切です。

スニーカーに防水スプレーをかけている画像

ここでは、スニーカーの加水分解を予防する方法を3つ紹介します。

予防方法1|適度にスニーカーを履く

長期間スニーカーを履かずに保管していると、ソールに水分が溜まり、加水分解が進行しやすくなります。そのため、適度にスニーカーを履くことで、素材内の水分が発散され、加水分解の進行を遅らせることが可能です。

週に1回程度でも履くことで、劣化を防ぐ効果が期待できます。また、履いた後は風通しの良い場所で陰干しすることで、さらに効果的です。

予防方法2|湿気対策を徹底する

加水分解を予防するためには、スニーカーの保管場所にも気を配りましょう。湿気の多い場所は加水分解を促進させるため、保管場所には乾燥した場所を選ぶ必要があります。

乾燥剤と一緒に保存袋に入れたり、空気を抜いて保管したりすると効果的です。ジップロックなどの密閉できる袋に乾燥剤と一緒に入れて保管すると、湿気を防ぎ、加水分解の進行を遅らせることができます。

また、下駄箱など湿気がこもりやすい場所に保管する場合は、除湿剤を置くなどして湿気を抑える工夫をしましょう。直射日光は変色や劣化の原因となるため、直射日光の当たらない場所に保管することも大切です。

予防方法3|撥水加工を施す

撥水スプレーは、スニーカーの表面に薄い膜を作り、水分を弾く効果があります。スニーカー専用のスプレーを使用することで、素材に水分が浸透するのを防ぎ、加水分解の予防に効果的です。

新品のスニーカーを購入したら、すぐに撥水スプレーを塗布しておくことで、加水分解のリスクを軽減できます。なお、撥水効果は永久的なものではありません。定期的にスプレーを塗り直すことで、効果を維持しましょう。

使用頻度にもよりますが、1ヶ月に1回程度を目安に塗り直すようにしてください。

加水分解は、残念ながらどんなに対策しても完全に防ぐことはできません。しかし、定期的にお手入れをすることで遅らせることはできます。

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撥水加工オプション(+税込1,650円)にも対応しているため、クリーニングと同時に加水分解の対策をすることも可能です。

ラッピングしたスニーカーの画像

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ここでは、スニーカーの加水分解に関するよくある質問とその回答を紹介します。

加水分解を完全に防ぐことはできますか?

残念ながら、加水分解を完全に防ぐことはできません。スニーカーのソールに使用されているポリウレタンは、軽量かつクッション性が良いことが特徴です。

このポリウレタンは、空気中の水分と反応して劣化してしまう性質を持っているため、どんなに大切に保管していても、時間の経過とともに加水分解は進行してしまいます。

加水分解したスニーカーは修理できますか?

加水分解してしまったスニーカーの修理は、残念ながら難しいケースが多いです。ソールがボロボロに崩れてしまったり、ベタベタになってしまった場合、そのまま元の状態に戻すことは困難でしょう。

ソールを新しく付け替えるなどの方法であれば修復自体は可能ですが、修理費用が高額になる場合もありますので、事前に見積もりを取るようにしましょう

履いていないスニーカーでも加水分解は起きますか?

スニーカーは、履いていない状態でも加水分解は起こります。むしろ、履かずに湿気の多い場所に放置されたスニーカーのほうが、加水分解が進行しやすくなるため注意が必要です。

保管しておくだけでなく、定期的に履くことも大切です。また、風通しの良い場所で陰干ししたり、乾燥剤と一緒に保管することで、加水分解の進行を遅らせることができます。

スニーカーの加水分解とは、ソールがボロボロと崩れたり、アッパーから剥がれたりする劣化現象です。これは、スニーカーの素材が水分と化学反応を起こして分解されることが原因で起こります。

空気中の湿気や汗、雨などによる水濡れが主な要因となります。日本では湿気が多いため、劣化が早く進むことも覚えておきましょう。

加水分解を予防するには、適度にスニーカーを履くこと、湿気対策を徹底すること、撥水加工を施すことが効果的です。長期間放置するよりも、適度に履くことで劣化を遅らせることができます。

スニーカーの加水分解が不安な方や自分でのお手入れが難しい場合は、「せんたく便」のようなクリーニングサービスを定期的に利用するのも良いでしょう。

残念ながら、加水分解を完全に防ぐことはできませんが、お気に入りのスニーカーを長持ちさせるために、今回紹介したスニーカーの加水分解の対策を実践してみてください。

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